メタボリックシンドロームにおける構成要因と身体機能の低下との関連

はじめに

今回は、メタボリックシンドローム(以下、MetS)において、MetSの構成要因と身体機能の低下との関連についてまとめました。

言い換えれば、Metの中で身体機能が低下している人はMetSの構成要因を多く保有しているということです。

身体機能が低下している人では、代謝機能の障害も大きいことが示唆されます。どのような身体機能とMetSの構成要因に関連があるのか、確認していきましょう

メタボリックシンドロームにおける構成要因と身体機能の低下との関連

先に結論として、メタボリックシンドロームに加えて身体機能が低下している人では、MetSの構成要因の数値が悪いことがわかりました。

今回の場合、MetS+サルコペニアがある女性場は、MetSのみの女性と比べて、収縮期血圧(SBP)やHbA1c、中性脂肪(TG)などの構成要因が有意に高値を示しました。

つまり、この結果より、MetSにおいて身体機能が低下していることは代謝機能の低下に関連することを示しています。

それでは、詳細について、確認していきましょう。

目的

今回の研究の目的は、サルコペニア(筋肉量低下)とMetS、これらの 2つの要因が同時に起こることにより、生活習慣病のリスクがより高まるのか、を調査することです

対象者

日本人女性533名を対象 (年齢:30–84歳)

対象者の年齢層は以下の通りです

39歳未満→11.4%(n=61)、 49歳未満→21.2%(n=113)、59歳未満→25.9%(n=138)、69歳未満→29.8%(n=159)、85歳未満→11.6%(n=62)

結果

サルコペニア+MetSを有する女性では、MetSの女性と比べ、以下の数値が有意に高値を示した。

  • 収縮期血圧(SBP)
  • 動脈硬化の指標(baPWV)
  • HbA1c
  • 中性脂肪(TG)
  • TG/HDL

まとめ

今回の研究では、身体機能低下とMetSを併せ持つ人は、そうでない人に比べて代謝機能が悪いことがわかりました。

筋量の低下は筋力トレーニングにより改善可能であり、筋量が増加することにより血液データの改善を図りましょう。

参考文献

Sanada, K., Iemitsu, M., Murakami, H., Gando, Y., Kawano, H., Kawakami, R., Tabata, I., & Miyachi, M. (2012). Adverse effects of coexistence of sarcopenia and metabolic syndrome in Japanese women. European Journal of Clinical Nutrition, 66(10), 1093–1098. https://doi.org/10.1038/ejcn.2012.43

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