はじめに
今回、フレイルに対する運動療法の効果についてまとめていきたいと思います。フレイルはFriedらが報告したFrailtyに由来しており、日本ではフレイルとして表現されています。(フレイルについては以前の投稿をご覧ください)
フレイルの明確な定義はされておらず、健常者と要介護者との間の段階として考えられています。そこで、今回は将来要介護につながってしまうフレイルを運動療法によって改善することができるのかどうかについてまとめていきたいと思います。
フレイルに対する運動療法は身体機能の改善に有効?
結論としまして、フレイルに対して運動療法は身体機能の改善に有効であると報告されています。
Treacyらは、65歳以上の虚弱高齢者に対するMobilityトレーニング(立ち上がり・歩行・ステップ運動)が身体機能への効果についてコクランシステマティックレビューにて報告しています。
まとめ
今回、フレイルに対する運動療法が身体機能の改善に効果があるかどうかについてまとめました。
今回の論文では、Mobilityトレーニング(立ち上がり・歩行・ステップ運動)などの動的な運動が身体機能の改善に効果があると報告されています。
高齢者において、取り組みやすく、比較的低負荷にて行える運動が臨床現場において重要になります。
これらの論文から具体的な運動介入を参考にして、臨床現場にて介入していきましょう。

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