はじめに
今回、企業に勤務している方のうち、不調を感じてはいるけれども出勤して仕事をしている”プレゼンティズム”と呼ばれる状態に対して、その主要な原因について解説していきます。
オフィスワーカーにおけるプレゼンティズムの原因とは?
結論から申し上げますと、
プレゼンティズムの原因として、筋骨格系疾患や精神・行動の問題などが挙げられています1-2)。 主要な要因TOP3は、
1. 頸部痛、肩こり
2.睡眠不足
3.腰痛
が挙げられ、これらの要因はプレゼンティズムや企業の生産性の低下、医療費の増大へとつながります。
まとめ
つまり、理学療法士としては腰痛や肩こり予防体操を企業で実施することにより、従業員の健康の悩みを解決することができ、それが最終的にプレゼンティズムの減少や企業の生産性の向上につながることが考えられます。
効果的な腰痛・肩こり予防体操の検討が今後の課題となりますので、こちらについても今後解説できればと思います。お楽しみに。
参考文献
1) Gosselin, E., Lemyre, L., & Corneil, W. (2013). Presenteeism and absenteeism: Differentiated understanding of related phenomena. Journal of Occupational Health Psychology, 18(1), 75–86. https://doi.org/10.1037/a0030932
2)Nagata, T., Mori, K., Ohtani, M., Nagata, M., Kajiki, S., Fujino, Y., Matsuda, S., & Loeppke, R. (2018). Total Health-Related Costs Due to Absenteeism, Presenteeism, and Medical and Pharmaceutical Expenses in Japanese Employers. Journal of Occupational and Environmental Medicine, 60(5), e273–e280. https://doi.org/10.1097/JOM.0000000000001291

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